ライブの朗読

お土産

有り難い事に全国の色んなところに出掛けて仕事させてもらってますが以前はお土産を

買って帰って子供らが喜ぶのを楽しみにしてましたが もう皆成長したし あげる相手もないので

商品に興味も無くなってますがオバァ達と旅するとそのお土産の数の凄さに唖然となりますよ。

東京の帰り、羽田空港でショッピングタイムを考えて出発の4時間前には既に空港入りしますよ。

そして「ここに何時に集合ねぇ。判りましたかぁ」って大声で叫ぶと元気よく「はーい」って

帰ってくるけど 聞いちゃ言ない。色んな店があるのに、一人が入店するとカルガモの親子みたいに

みんな続いて入店する。で結局同じものを買ってる。「あれとあれにはちょっと上等のをあげんと

あれは餞別少なかったからこれで良いかねぇ」って呟いてる。女の人は幾つになっても御付き合いを

大事にして貰ったらちゃんとお返しをとなるよね。

僕はただ集合場所でじ〜〜っと待っては時々 迷子になりそうな注意人物を見守ったりして過ごす。

そして早くに半分以上は帰ってくる。同じお店のお土産袋ぶら下げて。ここで一番の必需品が油性

マジック。「トミ」とか「とよ」とか名前をその袋に書かないと既に何を買ったかさへ忘れている。

毎回そうなのですよ。で、別のチームという訳ではないけど反対側のお土産屋コーナーから

戻って来た人が「これ上等でしょう」って見せる。するともう買わないって言ってたのに

買いそびれた感じに陥り その店を教えてもらってまた買いに。結局手荷物に出来る量を超え

また僕がまとめて預け荷物のコーナーに並ぶ事になる。一人2、3個の袋になってしまってるから

航空会社の大きなビニールにまた入れなおしてね。職員のね〜さん達も察したようで笑って手伝う

そしてやっと検査場を越え中に入ると 羽田は何処までも店が追っかけてくるるから 搭乗口近くの

店に目が行って「あい孫のを忘れていたさぁ」って。「もうさっき買ったって言ってたよ?」って

言ってもきかない。また増え、他のオバァ達も真似して機内持ち込みがグーーんと増える

で、石垣島空港に着いて若いメンバーで赤いリボンつけたバックやビニールに包まれたお土産を

カートに載せていると係員が「これお忘れ物じゃ?」ってお土産が届く。機内で忘れた分がね。

オバァ達はたーだ座ってユンタクして僕らの運び出しが終わるのを待ってる。なんかなぁ 

怒るに怒れない。あんなにケラケラ笑ってるおばぁたちを。成長したね。僕も。

シンガポールの時はまたデージだったみたいよぉ 僕は車椅子のトミさんと別行動だったけど

居なくなる、トイレから出てこない。日本円じゃないから訳が分からず店員ともめる などなど

行く時の荷物と大きさが殆ど変わらないお土産がもう一個出来上がりますよ。毎回。

家に着いたら子や孫に飽きられるまで土産話が続き 最後は前本商店で行けなかったオバァ達に

飽きられるまで土産話が続くんです。さぁ今年は会長キミちゃん悲願の北海道ツアーが決まった

小樽の巽寿司で食べた3年前の寿司が忘れられないと。シンガポール連れて行かなかったからには

連れてけぇって。また目標で来たねぇ さぁKBG84のみなさん 今年も元気で首から上は

二十歳さぁで 頑張りましょうねぇ。

話はもどるけど、シンガポールに言った時 孫の土産もいっぱい買ってたはずなのに

その孫に「お土産何貰った?」ってきいたら「はぁ 何故か海ぶどうだったす」って

そう言えば 帰り、経由の那覇空港でも何やら買ってたなぁ あのオバァ

孫くん 忘れられなかっただけでもラッキーよ

きっとシンガポール産の海ぶどうだはずよ

この朗読の音源は残っていません。ここにあるのは原稿だけです。