第1003回

厚労碑

小浜島の学校の敷地で、昭和11年に島人二人が掘った井戸をたたえる碑を見つけた話。

この回は旧サイト(2025年4月まで)に書かれたものです。原文は公開していません。

この回を結んだ言葉

3本
1月21日

1月の日記には、ふと見つけたものの話が多い。5年前は学校の敷地で明治生まれの二人が昭和11年に井戸を完成させた碑を見つけ、去年は大阪の高架下で人の消えた一瞬に出くわしていた。どちらも通りかかっただけである。

第1003回 第1212回
1月24日

1月の日記でツッチーが目を止めるのは、誰も見ていないものが多い。5年前は学校の敷地の隅にあった井戸の碑、3年前は施設の窓辺で日差しが強すぎてカーテンを半分閉められたツリー。どちらも脇役の側にいる。

第1003回 第1107回
1月27日

1月の後半、ツッチーは人の晩年をよく考えている。5年前は無意識に周りの人の為に尽くした人こそ碑にふさわしいと書き、3年前は無口なおじ〜の周りだけ時間がゆっくり過ぎて見えると書いていた。「晩年の僕はこんな境地で過ごせるかねぇ」

第1003回 第1108回