第1032回

イチュヌヌ(航跡)

うふだきから見た定期船の長い航跡に、松原のオジーがくれた「イチュヌヌ」の言葉を重ねた話。

この回は旧サイト(2025年4月まで)に書かれたものです。原文は公開していません。

この回を結んだ言葉

3本
8月12日

この時期のツッチーは、高いところに登って船を見ている。5年前はうふだきから、竹富の北回りで小浜へ向かう定期船の長い航跡。3年前は大岳の山頂から、石垣の新しいポートに横付けされた大型客船。同じ海に、まるで違う船が浮かんでいる。

第1032回 第1136回
8月17日

この時期のツッチーは、時間の形を撮っている。5年前は定期船が残していく長い航跡を「人生の航跡」と呼び、去年は放っておかれた自転車が、あと1ヶ月もすれば形も消えて森に見えるはずと書いた。伸びていくものと、消えていくもの。

第1032回 第1242回
8月18日

ツッチーは名前の由来を面白がる。5年前は松原のおじ〜からもらった「イチュヌヌ」=一番上等な布=人生の航跡という言葉、3年前はブーゲンビリアの花言葉が、情熱でもあり薄情でもあるという話だった。言葉の裏側まで一緒に書く人。

第1032回 第1137回