第1069回

波照間島めっけ

この回を結んだ言葉

4本
4月29日

ツッチーは遠くをよく見ている。4年前は島の南の丘から、新城島と西表のあいだの水平線に波照間島を見つけた。去年は杵築の住宅街で、白いスイジガイに沖縄を見つけた。どちらも、見つけた瞬間の嬉しさが書いてある。

第1069回 第1226回
5月1日

5月のはじめ、ツッチーは「余計なものがない」ことに惹かれている。5年前は白砂を綺麗に均しただけの、90歳で一人暮らしのおばぁの庭。4年前は水平線の向こうに見つけた、買い出しが3ヶ月に一度という波照間島。

第1017回 第1069回
5月2日

離島の暮らしは、便利さの外にある。4年前は波が荒くて定期船もよく欠航し、買い出しは3ヶ月に一度という波照間島の話。3年前は「引っ越し業車なんて居ないからねぇ島には」と、コンテナ一つで出ていく巡査の話だった。

第1069回 第1121回
5月3日

ツッチーの海の見方は、島の人のそれだ。4年前は湿気の高い日ほど見える確率が上がると波照間島を探し、2年前は津波警報の港で、オーナーたちが船を湾の外へ出して待機するのが海のルールだと書いていた。

第1069回 第1174回