第1047回

作品展

毎年秋に公民館で開かれる小浜婦人会の手作り作品展に、今年も織物が多く並んだ話。

この回は旧サイト(2025年4月まで)に書かれたものです。原文は公開していません。

この回を結んだ言葉

4本
11月25日

島では、続けること自体が目的らしい。4年前ツッチーは結願祭で舞台を踏み抜いた若者を「今年の祭りの華」と讃え、5年前は婦人会の作品展で、主催の委員が全員着物姿で並んでいるのに感心していた。

第1047回 第1099回
11月26日

消えるものと、残るもの。3年前のツッチーは、たった3分くらいで消えていく朝焼けの雲をビシバシ撮り、5年前は婦人会の作品展で、忙しくしているのによく機織りの時間があるなぁと不思議がっていた。

第1047回 第1151回
11月30日

ツッチーは、島の言葉を書き留める。5年前は婦人会の作品展に「うむい」の継承が続きますようにと願い、2年前は昔この浜で「おかぁ、アメリカって小浜より大きいの?」と訊ねた子の話を思い出していた。

第1047回 第1205回
12月1日

12月のあたまのツッチーは、いずれ消えていくものをよく見ている。5年前は公民館の作品展で織物を眺めて「うむい」の継承を願い、4年前は老朽化した定期船の窓に敷かれたタオルを、少し寂しい気持ちで撮っていた。

第1047回 第1100回